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たくさん遊んだのに寝ない!?その裏にある、本当の理由とは・・・?

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今回の記事は、「日中にたくさん遊んだのに、夜中になかなか寝てくれない。寝てもすぐ起きて泣いてしまう。」という悩みに直面したママ・パパにぜひ読んでほしい内容です。

我が息子(1歳5カ月)も、先週土曜日にたくさん遊んだのに、その夜は何度も起き、我々夫婦の睡眠時間が大幅に削られたところでございます。。。😵(普段は夜泣きしない子です)

「たっぷり遊んで息子の体力を消耗させたはずなのに、何故ぐっすりと寝なかったのか?」疑問に思ったので、保育士さんに質問してみました。

先に結論を述べますが、疲れすぎた子供は、逆に眠くなりにくいようです!

以下、「なぜ、疲れすぎた子供は、眠くなくなるのか」の説明と、子供を寝かせるときの2つのポイントを解説します。

ぜひ参考になさってみてください。

疲れ過ぎると、ストレスホルモンが過多になる

ご存じの通り、人間にはホルモンがあり、ストレスホルモンは「コルチゾール」と言われます。

疲れやストレスを感じるとコルチゾールが分泌されます。

なので、疲れ果てると、コルチゾールが過剰に分泌されている状態です。そして、コルチゾールが過多になると、逆に興奮状態になるということがわかっています。

確かに日中でも、「あんなに遊んだのに、なんでこの子まだ飛び跳ねているんだろう?」と思うことありますよね。それは、上記のメカニズムが働いている可能性があります。

このように、子供が眠りづらくなっている一因として、【疲れ果てる】⇒【コルチゾールの過剰分泌】⇒【逆に興奮して、眠れなくなる】という流れになっている可能性があります。

なので、子供に夜しっかり寝ついてほしいときは、子供の限界値を見定めて、コルチゾールが過剰に分泌されない程度のレベルで、遊びを中断してあげる必要があります。

寝かしつけポイント①:ルーチン化

ここからは、子供をすんなり寝かしつけるときのコツをご紹介します。

1つ目のコツとして、子供がベッドに入るまでの流れを『ルーチン化』することをオススメします。

ルーチンとは、「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などの、決まりきった一連の動作や流れを指します。

イチロー選手が打席に入る前に行う一連の動作がルーチンの代表例ですね。)

このルーチンを、子供の寝かしつけに応用することができます。

例えば、我が家では「お風呂に入る → 全身に保湿クリームを塗る → おむつと肌着を着せる → パジャマを着せる → 歯磨きをする → スリーパーを着せる」の流れを30分ほどかけて行っています。

毎日寝る前に、必ずこの流れを行っているので、息子の中では「この一連の流れ(ルーチン)に入ったから、もう寝るんだ。」という認識が習慣化されてます。

なので、今ではスリーパーを着せると、もう眠そうな顔をします🥱

寝かしつけポイント②:子供の疲労タイプを見極める

もう一つ、子供の寝かしつけに関して重要なことは、子供によって、『体を使うと寝る子』と『頭を使うと寝る子』というタイプの違いが存在するということです。

『体を使うと寝る子』は当然、運動や遊びをたくさんして寝ればよいですが、
『頭を使うと寝る子』は、いくら外で運動しても眠くならないことがあります。

『頭を使うと寝る子』の場合は、外で遊ぶことを一生懸命やるよりも、年齢に合わせて、クイズを出してあげたり、パズルや塗り絵をやったりと、子供が頭を使う遊びをすると、疲れて寝てくれることがあります。

なので、「うちの子、日中にめっちゃ遊んでいるのに、全然寝ないんですけど!」と思っているママ・パパは、一度子供が寝る前に”頭を使う遊び”を試してみてはいかがでしょうか。

ひょっとすると、お子さんは『頭を使うと寝る子』かもしれません。

まとめ

以上が、「たくさん遊んだのに子供が寝ない!?」という状態の裏に潜んでいるかもしれない理由と寝かしつけのコツ2選でした。

ぜひ今後は、ご自身のお子様が『体を使うと寝る子』と『頭を使うと寝る子』のどちらかを見極めた上で、遊びは適度な疲労感に抑え、寝る前の流れをルーチン化してみてください。

家事・仕事中に「今だけは、ひとりで遊んでほしい・・・」と思ったときの裏ワザ

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ママ・パパが家事や仕事をしている時、子どもに何度も話かけられたり、「こっち来て!」呼ばれたりで、なかなか捗らないことありますよね😥

そんな時、「今だけは一人で集中して遊んでくれぇ…」と考えてしまうものです。

子供に『一人で集中して遊んでほしい』とき、『子供がある程度、遊びに熱中してから、その場を離れる』ということが非常に有効です。

以下、詳細な説明ですので、参考になると嬉しいです✨

なぜ、家事・仕事タイミングに限って、子供が一人遊びしてくれないのか?

まずそもそも、普段は集中して一人で遊ぶのに、ママ・パパが仕事や家事に集中したいときに限って、なぜ子供はかまってちゃんになってしまうのか?

それは、大人側が、早く仕事や家事に取り掛かりたいがために、子供を一人で遊ばせようと、ポーンと放っておくような構図になってしまっているからです。

大人に一方的に離れられて、手持ち無沙汰な状態の子供は、そりゃママ・パパに絡もうとしますよね😅

なので、仕事や家事に取り掛かりたい時こそ、「子供が勝手に一人で遊ぶだろう。」と放っておくのではなく、一旦子供と遊び、子供を遊びに熱中集中させてから、その場を離れることが有効になります。

『ひとり言』は、子供が遊びに熱中してるサイン

では、どのタイミングが「子供が集中して遊んでいる」といえるのか?(なかなか分かり難いですよね。。。😅)

それはズバリ、「遊びながら、ひとり言を言い始める」というタイミングが、子供が遊びに集中しているサインです。

子供が『ひとり言』を言い始めるのは、遊びに熱中し、自分の世界に入り込んだ合図です。

例えば、男の子が乗り物のおもちゃを持ちながら、「ガタン、ゴトン」や「ブッブー」などと言い出したら、集中しているサインです。自分の世界の中で乗り物おもちゃと遊んでいるのです。

また女の子は、おままごとなどで、「はい、どうぞ!」「ありがとうございます、いただきまーす。」と、一人で何役もやりだしたときは、自分の世界の中に没入し始めたサインです。

このように、子供が『ひとり言』を言い出すのは、頭の中の妄想を敢えて言葉に出して整理しようとしているからです。

大人は頭の中で物事を整理できるので、ひとり言は少ないですが、子供はまだそのレベルにないので、頭で考えだすと『ひとり言』が出るというのが顕著になります。

このように『ひとり言』は、子供が自分の世界に入り、頭の中で自分の世界を展開し、遊びに熱中・集中し始めた合図となりますので、このタイミングになるまで暫くは遊んでみて、その後に子供から離れるという流れを試してみてください。

離れるときは、声をかける必要なし

子供が集中して遊び始め、大人がその場を離れる際は、「パパ、皿洗いするね」や「ママ、今から仕事するね」という声掛けをする必要はありません。

なぜなら、大人が声掛けをすることが、子供が熱中している世界に介入してしまうことになり、子供が世界から目覚めてしまうからです。

なので、子供が自分の世界に熱中していることを見届けた後、ママ・パパは子供の邪魔をしないようにその場を離れるだけで良いと思います。

子供の「ひとり遊び」に特別感を演出する

ママ・パパの中には、家事・仕事があるとはいえ、子供に『ひとり遊び』をさせることに、罪悪感を感じるという方ももいるかと思います。


(わかります、その気持ち。。。「自分がその場にいるのに、何で『ひとり遊び』させているんだろ、子供ちゃん寂しいんじゃないかな。。。」と思っちゃいますよね。。。😥)

しかし、ママ・パパも日々の仕事や家事に忙しいのは、変えられない事実です!

そんな時は、発想の転換をしてみましょう♪

『ひとり遊び』させることへの罪悪感を消す方法は、「ママ・パパが仕事家事をする時間が、子供にとって楽しみであり、特別な時間になるように演出する」ということです。

方法は2つあります。

”その時間だけ”できる遊びを用意する

例えば、子供が好きだけど普段あまりしない遊びを、ママ・パパが家事・仕事をする時間にだけできるイベントとして演出することが有効です。

うちの息子(1歳5カ月)だと、シール遊びです♪
シールの浪費がハンパないので、普段は遊ばないようにしています。(一心不乱に貼り続けますw😂)

我が家では、目の届く距離で子供にシール遊びをしてもらい、夫婦二人で家事を一気に片付けるということを実践しています。

子供としても、「ママ・パパが構ってくれない!」ではなく、「ママ・パパは忙しそうだけど、僕は普段できない大好きなシール遊びができる!ヤッホー」という感覚になってくれているはずです👍

通常の遊びに”特別なおもちゃ”をプラスする

もう1つのポイントは、普段の遊びに対して、もう一つおもちゃをプラスしてあげることです。

たとえば、車が好きな子供に対しては、親が家事・仕事をする時間だけ、普段の車にプラスして、かっこいいスポーツカーをプラスしてあげるようなイメージです。

普段の遊びに特別な存在が加わるだけで、子供は嬉しいですし、子供の想像する力にアクセルがかかり、より早く自分の世界に没入することができます。

これら2つの方法で、『ひとり遊び』の時間を特別な時間に演出してあげることで、子供もむしろ喜び・楽しみます。

その様子を感じることができれば、ママ・パパの罪悪感もグッと減るので、オススメです。

以上が子供に『ひとり遊び』して欲しいときに試してほしい裏ワザとなります。

忙しいママ・パパにとって少しでも参考になれば嬉しいです。

保育園で実践されている「歯磨きイヤ!」を解決する方法

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前回記事に続いてですが、『保育士さんに聞いてみた』シリーズ!

今回は”歯磨き”についてです。

歯磨きを嫌がる子供は多いですよねー。うちの息子も、なかなかじっと歯磨きをさせてくれません。(´TωT`)

本やネット記事では、「歯磨き粉をいちご味にしてみましょう。」「大人が子供の前で楽しそうに歯磨きをする様子を見せましょう」などとアドバイスがありますが、うちはあまり効果はありませんでした。
(歯磨き粉なんて、歯磨き粉だけをしゃぶって、返してきますからね( ̄▽ ̄;)!!)

なので、保育士さんに子供とうまく歯磨きをするコツ・方法を聞いてみました。

今回の記事内容を参考にしていただき、ママ・パパが子供と楽しく歯磨きができるようなれば嬉しいです。

子供が歯磨きを嫌がる理由 「口に異物が入ってくる」

子供はそもそも『口の中に異物が入ってくる』ことが、すごく抵抗があり、歯磨きを嫌がる大きな理由です。

よく考えれば、大人だってそうですよね。。。歯医者で口の中に食べ物ではない物を入れられて、ガチャガチャされるのは不快ですよね。。。( ›_‹ )

なので子供なら尚更のこと、食べ物以外の物を入れられる事に恐怖心は強いと思います。

0歳なら指ガーゼで慣らさせる

では、「口に異物が入ってくる不快感」に対してどのように対応すればよいのか。

理想論を言えば、0歳乳児のいろんな物を口の中に入れる時期に、ママ・パパの指にガーゼを巻いて、赤ちゃんに咥えさせ、歯磨きの練習をするのが効果的です。

そうすることで、子供は口の中に異物が入ってくることに慣れて、違和感が薄くなるので、大きくなった時に歯磨きに対して抵抗が少なくなります。

歯ブラシ選びにこだわる

『0歳から慣らす』というのは理想論であって、もう既に1歳以上の子供に対しては、どのように対処すればよいのか?

それは、子供に適した「歯ブラシ選び」にこだわるということです。

やわらかめの歯ブラシを選ぶ

やはり、子供は固い歯ブラシより、柔らかめの歯ブラシの方が抵抗が薄くなります。

歯ブラシのハンドル部分が柔らかめのゴム製の商品などもありますし、毛先についても固いものより柔らかい物の方が良いです。

子供に歯ブラシを選ばせる

子供の歯ブラシを買うとき、ママ・パパがネットショップや、仕事帰りのドラッグストアなどで親が選んで購入する時が多いですよね。

それを是非、『子供自身が歯ブラシを選ぶ』に切り替えてみてください。

お店で子供に「どの歯ブラシにする?」と聞いて、子供が「これ!」と選んだものを、子供自身がレジまで持っていくという一連の流れを経験させると、子供はその歯ブラシに対して愛着を持って使ってくれます。

磨く箇所を伝えてあげる

次のステップは、歯磨きの時に『磨く箇所を伝えてあげる』ということです。

例えば、大人でも歯医者さんに行ったとき、担当医に何も言われず淡々と口の中を治療されていると、「次、どこをいじられるのかな。。。」と不安感が強まりますよね。
一方、治療に安心感を覚えるのは、都度「次、右の奥歯をチェックしますねー」と、「次に、どの箇所をいじるのか」を伝えながら治療してくれる先生かと思います。

「次に、何をされるのかわからない(つд⊂)」ということに恐怖を感じるのは子供も同じです。

なので、子供の歯磨きをする時は、磨く箇所をほっぺの上から触ってあげて、「次、ここ磨くねー」と言いながら磨いてあげると、子供が次に磨く箇所が分かることと、磨かれる覚悟・勇気が持てますので、磨かせてくれます。

また、2歳以上の言葉が理解出来る子に対しては、「次、どこ磨きたい?」と質問して、子供自身に選んでもらうのが効果的です。子供の意思を尊重しながら歯磨きを行うことができます。

楽しい雰囲気を作ってあげる

歯磨きは約2分間やってあげるといいと言われていますが、子供は2分間もじっと磨かせてくれるほど、集中力は続きません。

そこで、歌を歌うなど楽しい雰囲気を作りながら子供と向き合ってあげると、2分間の歯磨きも嫌がらずに終えることが出来るかと思います。

保育園で実践されている「イヤイヤ期の子供」への上手な対応方法

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今回の記事は、1歳4カ月で既にイヤイヤ期の片鱗を見せつつある我が息子に対し、将来どのように対応すればよいか不安で、保育園の先生に対応策を聞きましたので、その内容を皆さんにシェアします!

教わった方法は、ママ・パパがすぐに実践できる難しくない方法だったので、今回の記事内容が「将来訪れる子供のイヤイヤ期に不安を感じる」「イヤイヤ期の真っ最中で疲れてます」というママ・パパの不安や悩みを解決する特攻薬になれば嬉しいです。

イヤイヤ期とは? なぜ始まるのか?

イヤイヤ期は早いと1歳半頃から始まるといわれています。

イヤイヤ期とは。。。

子どもに自我が芽生え、何でも「自分でやる!」と言ったり、「イヤ!」などと自己主張が強くなることです。

同時に自分でやりたいことが増えますが、上手くできなかったり欲求や感情のコントロールがまだ未熟です。

そのため、「イヤイヤ!」と癇癪を起こしてしまいます。

今まではお風・ご飯・お着替えなど、なんでもママ・パパに頼っていたにも関わらず、ある日突然「自分でやりたいー!」と泣き叫ぶわけです。。。

しかし、このような経験を重ねて、子供は「どうすればイヤな状況が解消されるのか」を学び、成長していきます

子供の”イヤイヤ”に振り回されるママ・パパにとっては大変な時期ではありますが、イヤイヤ期が来るということは順調に成長している証でもあります。

また、ママ・パパや周りの人が子供の気持ちをしっかり受け止めてあげることで、子供の自己肯定感が高まるとも言われています。

子供にイライラする気持ちはよくわかりますが、感情的になって声を荒らげることは避けて、なるべく付き合ってあげましょう! (*゚▽゚*)

イヤイヤ期の対処法「子供に選択させてあげる」

しかし、「子供にとってイヤイヤ期は、成長に大切な時期だ!」と言われても、親としては何とかストレスを最小限で切り抜けたいと思いますよね。。。(私も同感です (´・ω・`)

そんな時に効果的なのが「子供に選ばせてあげる」という方法です。

例えば、子供が服を着るとき。

イヤイヤ期の子供は『なんでも自分でできる!』と思って、自分ひとりで服を着ようとしますが、結局できずに泣いてしまう。。。そこで、ママ・パパが助けてあげようとすると、「自分でやるー!!(泣)」と言って泣きじゃくり、どうにもならない場面ありますよね。。。 (´;ω;`)

そんな時は、このように「子供に選ばせてあげる」を活用してみてください。

とりあえず、一度ひと通りは子供自身にトライさせてみる。
上手く着れずに、「もうやだー(泣)」となって、服を着ること自体を嫌がっている様子であれば、「この服と、この服どっちの服が着たい?」と選択させてあげる。
まだ服を着ようと頑張っている様子であれば、「右腕から着たい?左腕から着たい?」などと子供が選べるように問いかけた上で、サポートするとよいです。

このように、「とにかく自分でやりたい!」「自分で自分のことを決めたい!」という子供の強い意思・心情をくすぐってあげると、「やだー(泣)」と騒いでいた子供も「えっ、自分で決めていいの!?」と、上手くいかなかったことに対して、楽しさや興味が復活することがあります。

また、他の例としてお風呂に入って欲しい時。

おもちゃで遊んでいる子供を止めさせて、お風呂に入れたい時、子供は「お風呂やだー。もっと遊ぶー!」となると思いますが、そんなときはバスタオルを2つ見せて「どっちのバスタオルでお風呂に入る?」と問いかけてみましょう。

そうすると、子供は『自分で選ぶことが出来る!』という興味に切り替わり、お風呂に入る興味へと繋がっていきます。

まとめ

以上のように、子供のイヤイヤ期というのは、子どもに自我が芽生え、何でも「自分でやる!」「自分で決める!」という、自己主張が強くなることによって始まります。

イヤイヤ期は、子供は「どうすればイヤな状況が解消されるのか」を学び、成長していく過程であり、順調な成長の証でもありますので、なるべく付き合ってあげましょう。

うまく付き合う方法は、”子供に選択をさせてあげる”ことで、子供の「自分で決めたい!」という気持ちを上手く活用して誘導することです。

保育園で使っている手法らしいので、ぜひ一度試してみてください!

1歳頃からの「あそび食べ」に対する心構えとは?

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今回の記事は、1歳頃から始まる「口に入れたものを、ベェ~と出す」、「ごはんで遊びだす」、「お茶の中にごはんを入れる」、「床にごはんを投げつける」などの『あそび食べ』に対し、どのように対応すべきかをまとめていきます!

実際に私も、あそび食べをする息子を強く叱ってしまい、「怒りすぎたな。。。」と反省することがあり、「解決策を知りたい!」と思いリサーチしました。

結論としては、皆さんが期待するような「これで、『あそび食べ』はスッキリ解決!」というような解決策は、残念ながら見つかりませんでした。

しかし、「『子供のあそび食べに、どのように向き合うか?』という心構えが大事である!」という結論と知見を得られましたので、まとめていきます。

「子供の食事の特徴」を理解する

まず最初に、「あそび食べ」は子供による食事なので、「子供の食事の仕方」を理解する必要があります。

子供の食事の特徴

集中力が続かない

年齢によってばらつきますが、やはり子供は大人のように何十分も、何時間も集中するというのは難しいです。なので、集中力が切れて食事中でも椅子に立ったり、遊んでしまうのです。

飲み込むまでに時間がかかる

子供は大人のように口も大きくないですし、食道も細く、また噛むスピードも遅いです。なので、一気にたくさんの量を飲み込めず、ひと口の量でさえ時間がかかってしまいます。

見た目で判断する

ほとんどの子供がそうですが、好きなものしか食べないです。
また、初めて見るものは特に警戒しますし、「美味しそうじゃないな」と思うと手を付けようとしません。

先ずそもそも、上記のことを理解した上で子供との食事に臨まないと、「ちゃんと座って食べて!」、「早く食べようよ~」、「なんで食べないの?」というようなイライラに苛まれるわけです。。。

私はそもそも「子供の食事の特徴」を知らなかったので、息子の食事の様子にイライラしていた状態でした。。。(知ってると、知らないは大違いですね。。。反省(´・ω・`)

なぜ「食べ物の好き嫌い」が始まるのか?

「あそび食べ」の行為の中でも、ママ・パパの頭を悩ます大きな悩みの一つが「食べ物の好き嫌い」です。

離乳食の時代、1歳を超える頃までは子供も特に好き嫌いは無く、親が口にスプーンを運べば反射的に口を開け、黙々とご飯を食べてくれることが多いです。

それは、「食の好み」という高度な脳が発達していないから、食べてくれるという状態です。

ですが、成長に伴い「食の好みを区別する(自分の好みがわかる)」という脳が発達してくると、今まで通り素直には食べてくれないわけです。

1歳の子供は、「『自分の好み』を理解し、嫌いな物を避けて食事をする」という脳の発達はしていますが、親が「好き嫌いせずに食べて!」という言葉に対しては、子供はまだ「なぜ嫌いなものを食べないといけないのか?」を考え理解できる脳の発達レベルではありません。

上記の状態が「好き嫌い」の全容なので、親が子供に嫌いなものを無理やり食べさせようとすること自体があまり意味が無いのです。また1歳頃の子供に「食に対する指導(マナーのしつけ)」なども、まだ子供が理解できる脳の発達レベルではないので、あまり効果を発揮しません。

嫌いな食材も食べてほしい場合

「好き嫌い」を子供に注意しても意味が無いとはいえ、栄養バランスや偏食の懸念点から、どうにか食べてほしいママ・パパもいるかと思います。

そんな時は、「食材の形状を変えてしまう」ということをオススメします。

子供は嫌いな食材の形状や色を覚えているので、形状をごまかして上手いこと子供の口に放り込むという工夫をすると良いです。

他の食材と混ぜてペースト状にしてみたり、ハンバーグに練り込んでみたり、ミートソースに混ぜてみたりと、アイデアを考えるのも楽しいですし、アイデア通りに子供が口に入れてくれたら達成感がハンパないですw

「あそび食べ」は子供の成長過程

たまに記事などで「『あそび食べ』は良いこと」と聞きますが、まさにその通りで、「あそび食べ」は子供の成長過程です。

子供は「あそび食べ」をすることで、今まで知らなかったことを学び、学習をしているのです。

例えば。。。

【口に入れたものを出す】
最初はカラカラだった食材が、唾と混じることによって、ベタベタな触感になった。おもしろい!

【おかずをお茶の中に入れる】
固いおかずはお茶に溶けないけど、液体に近いおかずはお茶に溶けてなくなる。不思議!

【食器をカンカン叩く】
叩く物の組み合わせによって、鳴る音が違う。楽しい!

などなど。これらのことを「あそび食べ」を通じて学び、好奇心を育む機会です。

なので、物分かりがつく2~3歳くらいまでは、上記のことを理解した上で、食事のマナーについて厳しく躾けるのではなく、子供にとって「食べるって、楽しい、嬉しい、おいしいな!」と”幸せな時間”であることを学ばせてあげるのが、親として一番最初の”食事に対するの指導”なのではないかと思います。

まとめ

ここまで、「あそび食べ」に関する様々な情報・知識を見てきましたが、私なりの結論としては・・・

1歳の「あそび食べ」は、子供が食材を通して様々な実験学習を行う機会であると理解し、おおらかな気持ちで見守ってあげる。食事のマナーは、物分かりがつく2歳頃からでいい。

ということかと思います。

しかし、やはりママ・パパにも気持ち・気分というものがあるので、「あそび食べ」を許せる日/許せない日があっていいと思います。(いつも・何でも許せる聖人はいないですから。)

子供は「昨日は許してくれたのに、今日は許してくれない!?」、そういった人の理不尽さも学んで成長していけば良いと思います。人の顔色を見ながら上手く立ち回ることも人生において重要ですからねw

以上、「あそび食べ」に関する情報でした!「あそび食べ」に悩んでいるママ・パパに少しでも参考になると嬉しいです。

「早くして!」という言葉を使わなくても子供が動いてくれる裏技

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子供がなかなか、お着替えしてくれない。
子供がなかなか、おもちゃを片付けてくれない。

この記事では、そんな困った状況で使える方法をご紹介します。

なぜ子供は、「早くして!」に応じないのか?

「早くして!」と言っているのに、子供が全然応じてくれないと、頭を抱えるママ・パパは多いかと思います。私も実際そうでした。

ではなぜ、子供は大人の「早くして!」に応じないのか・・・?

それは、そもそも子供たちは「焦る・早くする」意味がないんです。

大人は用事や次のスケジュールがあったり、焦る理由がありますよね。
でも、子供たちにはそういった都合が一切ないわけです。

なので、大人が「早く!」と言っても、子供は焦る理由がわからずポカーンという感じになるのです。

「早くして!」と言うことの大人へのダメージ

「焦る・早くする」理由が分かっていない子供に対して、どうしても我慢できなくなると、つい「早くおもちゃを片付けないと、お菓子あげないよ。」など、いわゆる脅し文句のような言葉を使ってしまうことがあると思います。

これって、すごく後悔してしまいますよね。
「あぁ~こんな言い方しちゃったな。。。子供は言うとおりに動いてくれたけど、こんな言い方良くないよな~」と。

このような伝え方は、少なからず子供も傷つきますし、大人側も傷ついてしまう、ポジティブなコミュニケーションではないですよね。

子供に早く動いてもらう方法

では、子供に早く動いてもらいたい時は、どうすれば良いのか?

それは、”スモールステップを活用する”ということです。

スモールステップとは・・・

初めから高い目標を設定するのではなく、目標を細分化し小さな目標の達成を積み重ねながら最終的な目標に近付いていく手法のことです。

例えば、子供が遊んだ数多くのおもちゃを片付けて欲しいとき、単に「早く、おもちゃを全部片付けて!」と言うと、子供は下記のように感じます。

①おもちゃを早く片付けなければならない理由がわからない。
②いきなり「全部片付けて」と言われると、多すぎて果てしなく感じる。

しかし、ここで”スモールステップ”を活用し、次のような手順で伝えると子供の達成感を感じながらモチベーションを高め、おもちゃの片付けを完了することが出来ると思います。

① まずは1つのおもちゃを指し示して、「このおもちゃ片付けられるかな~?」と伝える。
② 片付けることができたら、しっかり褒める。
③ 次は2つのおもちゃを指し示して、「今度はこの2つを片付けられる?」と伝える。
④ 片付けることができたら、しっかり褒める。
⑤ あとは、一度に片付けるおもちゃの数を増やして、達成できたら褒めるの繰り返し。

このように、子供にとっては果てしなく感じる課題をスモールステップに分解し、レベルアップさせながら達成感を味わってもらうことで、子供のモチベーションは上がりますし、自分で意欲的に行動するようになります。

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スモールステップをどんどん活用しよう!

ご紹介した”スモールステップ”の手法は片付けだけでなく、様々な場面で活用できます。

お食事】
食事中にスプーンなどで遊んでしまって、なかなか食べない子いますよね。
そんな時は、「早く、全部食べて!」というのではなく、少々手間はかかりますが、別のお皿を用意して、食べる全量から少量ずつ取り分けて見てください。「とりあえず、このお皿の分だけ食べてみようか!」と伝え、食べられれば褒めたうえで、さっきより少し多い量を続けて出してあげると、子供は食べ続けていくと思います。

【お着替え】
お着替えも、子供にとってはなかなか難しいことです。
そこを「早く、着替えよ!」ではなく、一枚ずつ渡してあげて、着ることができたら褒めてあげてください。子供も一枚ずつ着ることで、成果が見えやすいのでモチベーションもあがります。

他にもスモールステップを当てはめることができる場面はたくさんあると思いますので、是非活用してみてくださいね。

「いい子だね!偉いね!」よりも効果がある子供を褒めるときのコツ

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子供って、どのように褒めると嬉しいのだろう。。。?
子供って、どうやって褒めたらモチベーションが上がるのかな?

この記事は、そんな疑問をお持ちの方に読んでいただきたい内容です。

記事内で紹介している2つのポイントを実践することで、褒められた時の子供の笑顔が変わり、お子様自身のモチベーションが上がることが実感できるかと思います。

「○○○できたね!」という表現を使う

1つ目のポイントは、”子供を褒めるときは、「○○○できたね!」という言葉を使う”ということです。

なぜかというと、褒め言葉でよく使われる「いい子だね!」「偉いね!」は、”ご褒美言葉”です。ご褒美言葉は「お菓子あげるから、お片付けして」などと同様に、行為に対して与えられるご褒美であると、脳科学的には捉えられています。

なので、「いい子だね!」「偉いね!」という言葉は、実際に子供たちは喜びますが、「『いい子だね!』『偉いね!』を言われたいから、その行為をやる。」「もしくは、言われないと不安だから、その行為をやらなければならない」というような、間違った方向のモチベーションに繋がってしまう場合があります。

では、どのような褒め言葉を使えばよいのか。。。 それはズバリ!

「〇〇〇できたね!」という表現を使う

「えっ!なにそれ?!」と思うかもしれませんが、たったこれだけです。

「〇〇〇できたね!」という表現にすることで、子供は自分の頑張りを大人がきちんと理解してくれたと認識します。
この事実だけで子供は充分に嬉しいんです。

なので、「いい子だね!」「偉いね!」という言葉をわざわざ使わなくても、子供が何かを達成した現場をきちんと大人が認めてあげるだけで、同じもしくはそれ以上の効果があります。

「『いい子だね!』『偉いね!』という言葉を使わない方がよい」というわけではなく、「できたね!」という言葉で充分な効果があるということを知っておいてもらえると嬉しいです。

試しに「できたね!」という言葉を使ってみてください。
同じくらいの笑顔、もしくは今まで以上の笑顔を見せてくれるのではないかと思います。

”気持ち”を褒める

2つ目のポイントは、”子供を褒めるときは、行為に付随する一連の気持ちを表現して褒める”ということです。

例えば、子供がお友達にお菓子を分けてあげた時、今までは「分けてあげて、偉いね!」と褒めていたかもしれませんが、それを「お菓子分けてあげたんだ。優しいね!」と、子供がお菓子を分けてあげようと思った、優しい気持ちを褒めてあげてください。

また、行為に付随する一連の気持ち、「お菓子を貰ったお友達も、嬉しいと思うよ!」や、「パパ、ママも、お友達を気遣ってくれて嬉しいな!」を表現してあげると、子供のモチベーションや嬉しさはさらにアップします。