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「いい子だね!偉いね!」よりも効果がある子供を褒めるときのコツ

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子供って、どのように褒めると嬉しいのだろう。。。?
子供って、どうやって褒めたらモチベーションが上がるのかな?

この記事は、そんな疑問をお持ちの方に読んでいただきたい内容です。

記事内で紹介している2つのポイントを実践することで、褒められた時の子供の笑顔が変わり、お子様自身のモチベーションが上がることが実感できるかと思います。

「○○○できたね!」という表現を使う

1つ目のポイントは、”子供を褒めるときは、「○○○できたね!」という言葉を使う”ということです。

なぜかというと、褒め言葉でよく使われる「いい子だね!」「偉いね!」は、”ご褒美言葉”です。ご褒美言葉は「お菓子あげるから、お片付けして」などと同様に、行為に対して与えられるご褒美であると、脳科学的には捉えられています。

なので、「いい子だね!」「偉いね!」という言葉は、実際に子供たちは喜びますが、「『いい子だね!』『偉いね!』を言われたいから、その行為をやる。」「もしくは、言われないと不安だから、その行為をやらなければならない」というような、間違った方向のモチベーションに繋がってしまう場合があります。

では、どのような褒め言葉を使えばよいのか。。。 それはズバリ!

「〇〇〇できたね!」という表現を使う

「えっ!なにそれ?!」と思うかもしれませんが、たったこれだけです。

「〇〇〇できたね!」という表現にすることで、子供は自分の頑張りを大人がきちんと理解してくれたと認識します。
この事実だけで子供は充分に嬉しいんです。

なので、「いい子だね!」「偉いね!」という言葉をわざわざ使わなくても、子供が何かを達成した現場をきちんと大人が認めてあげるだけで、同じもしくはそれ以上の効果があります。

「『いい子だね!』『偉いね!』という言葉を使わない方がよい」というわけではなく、「できたね!」という言葉で充分な効果があるということを知っておいてもらえると嬉しいです。

試しに「できたね!」という言葉を使ってみてください。
同じくらいの笑顔、もしくは今まで以上の笑顔を見せてくれるのではないかと思います。

”気持ち”を褒める

2つ目のポイントは、”子供を褒めるときは、行為に付随する一連の気持ちを表現して褒める”ということです。

例えば、子供がお友達にお菓子を分けてあげた時、今までは「分けてあげて、偉いね!」と褒めていたかもしれませんが、それを「お菓子分けてあげたんだ。優しいね!」と、子供がお菓子を分けてあげようと思った、優しい気持ちを褒めてあげてください。

また、行為に付随する一連の気持ち、「お菓子を貰ったお友達も、嬉しいと思うよ!」や、「パパ、ママも、お友達を気遣ってくれて嬉しいな!」を表現してあげると、子供のモチベーションや嬉しさはさらにアップします。